ITスキル。

  • 2017.05.28
  • IT
ITスキル。

お世話になっております。

土曜日の朝一のお仕事が、自宅に設置してあるサーバー(NAS)のディスクの予防交換だったアクトハウス日本事務局の新村です。

ログを見たらBad BlocksやReadエラーが何度か出ていたので、サクっと予防交換。

アクトハウスの業務のかたわら、こういった作業もサクッと完了できるのは非常に有効です。

WesternDigitalよりSeagateがいいなぁ、だってバラクーダ最高だもん。でもWDのほうが安かったんだよなぁ・・・。(ニッチすぎる感想)

筆者は、このアクトハウスの業務に携わるまでは「システムエンジニア(インフラエンジニア)」からキャリアがスタートしました。現場で大規模システムの設計・構築・運用の手法を学び、やがてプロジェクトマネージャーやエンジニアを管理する立場を経て、いまは経営管理職。

ですから「エンジニア出身社長」みたいな言い方ができるでしょうか。

アクトハウスの運営においても、ITスキルは意外に必要なんです。ちょっと例を挙げてみましょう。

▶関連するウェブサイトの設計・構築、お申込みフォームの設計・構築
▶参加希望者とのやり取りに使う各種ツール群の選定と運用
▶参加者から受領した各種データの保管とバックアップ、不要時の適切な破棄
▶アクトハウスの建屋に設置しているwi-fi環境の整備

アクトハウスの運営においては、持てる経営資源を出来る限りサービス品質向上に注ぎ込めるように、というのが基本方針となっています。だから、バックオフィスである運営事務局では、必要となる資源を最小限に抑える必要があります。

そこで取った策が「徹底的な省力化(電子化)」と「リモートワークの導入」でした。

これらの施策の実現に必要なのがITの知識です。言うまでもなく、アクトハウスの業務に直結してきます。

筆者は前職では「インフラエンジニア」だったので、サーバーやネットワーク機器に関する知識がありました。これが、現在のアクトハウスの運営にはバリバリに活きています。

例えば、「アクトハウスの建屋に設置しているwi-fi環境の整備」では、インターネット環境がまだまだ整っていないフィリピンの事情を踏まえて、どのような設計であればより安定して高速なインターネット環境を提供できるかを考え、現地出張時には速度計測とネットワーク環境のチューニングを施したり、ということもしています。

実は、アクトハウスの建屋がある地区にはまだ光ファイバーが来ていません。
※2017年10月、アクトハウスにもついに光ファイバーがやってきました!!!

セブ島内でもオフィス街には光ファイバー網が敷設されつつあるようですが、住宅街はまだまだ後回しにされてしまっているようですね。

それでも、15年くらい前から使われ続けている「ADSL」と、LTE回線を使った「無線インターネット」の2種類が選択できるため、その中でも接続性が高く速度を出しやすい方式を採用し、環境を整えています。(光回線を早く敷設してもらえるよう、通信サービス会社へ陳情も行なっていたりしますが、なかなか・・・)

インターネット接続プロバイダーが貸与してくるルーターは性能的に若干貧弱なようで、高速通信が可能なコンピューターが一斉にネットワーク接続しようとすると、処理性能を大きく超えてしまい、結果として機器がダウンしてしまいます。

そこで、ルーターを多段構成にし、WAN(インターネット)接続とLAN(wifi)接続の役割を機器ごとに分離させることで、機器それぞれにかかる負荷を軽減させるような工夫をしています。

ITの知識はベーシックスキルとしていつになっても役に立ち続ける。アクトハウスの業務で何らかをこなすたびに、身につけておいてよかったな、と思う瞬間ですね。

ITスキルは知識のインプットと実践(アウトプット)のどちらもこなすことで定着していきます。

筆者の場合は、現場で仕事をして得た知識・ノウハウを自宅の環境で小さく再現して復習するということを繰り返したことで定着を図ることができました。(だから自宅にサーバー機器があるのです。起動時のファンの音がデカすぎるので、家族からは白い目で見られますが笑)

経営管理職となり、ITの知識をインプットする機会は以前より減ってしまっていますが、日々勉強していなかきゃな、と思っている次第です。

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