フィリピンの「SIMカード」登録方法や注意点を解説するよ。

  • 2025.03.18
  • IT
フィリピンの「SIMカード」登録方法や注意点を解説するよ。

フィリピンでの「スマホ設定=SIMカード登録」どうやんの?

フィリピンの通信会社「SMART」と「Globe」のロゴマーク
マーヨンハポン! いっちゃんです。

※Maayong hapon (マーヨンハポン)は、「セブアノ語」で「こんにちは」

今日はフィリピンでの「スマホ設定」を、なるべくシンプルに、実体験も交えて必勝法をご説明しますよ。

セブ島やマニラに到着して、少しでも早く自分のスマホを使いたいですよね。例えばセブ島ならマクタン空港に無料のWi-Fiが飛んでますが、一歩でも外に出ればもうそのWi-Fiは使えません…

なので、ちょっとハードル高そうだけど、自分のスマホをいち早く使えるようにするのが得策です。そこで必要なのが「自分のスマホのSIMカードの登録」。

SIMカードとは?どんなタイプがある?

スマホを操作する女性
SIMカードと聞いて「うわぁ…」となった人がいるかもですが、、、、僕も少し前にかなり苦戦を強いられたので気持ち分かります笑

SIMカードはご存知、スマホに差し込み登録する通信用のICカードですね。みなさんのスマホにも、ドコモとかソフトバンクのICカードが差し込まれています。または「eSIM」と呼ばれる端末に内蔵されている型。

フィリピンでも同じく、スマホを使うにはこのSIMカードやeSIM登録が必要なんです。

で、ですね、フィリピンのSIMカードの登録、けっこうたいへんです、、、、

もちろん人による部分はあるんですけど(スマホの機種とか)、フィリピンに来た半分以上の人が何かしら設定がうまくいかず、SIMカードを使ってすぐにインターネットを利用出来ていないイメージ。。。。

さてさて、フィリピンやセブ島にて、SIMカードの登録は一体どのようにすれば、、、

さっそく「答え」から見ていきましょう!

SIM登録をやってくれる店に「9割丸投げ」が確実

セブ島のスマホ設定の店

いきなり、まずは結論です!

結論的には「モールにあるお店に丸投げ」がいいです。これが一発必勝法!

100ペソ(約200円)程度で、最も面倒な最初の9割くらいのSIM登録をやってくれますよ。最近ではオフィシャルの通信会社(後述)のお店でやっていることもあったり、一見普通のスマホ屋さんでも承っていたり、モールの通路にある「ロードカード(のちほど解説)を売っている露店=ブース」でもやっていたりします。

この中では「露店(ブース)」が一番メジャーですね。「Loading Station(ローディング・ステーション)」みたいな名前がついているとても小さなブースです。

SIMカードの店

9割方、SIM登録をしてもらった後は、数時間や1日など置いて、、、、あとの1割の作業は「開通した後の認証など」。フィニッシュの作業は自分でやることになりますが、それ自体は認証作業に近いので、英語でもわかる感じです。

もちろん最終作業も、同じ店に持っていってもやってくれます。なぜかここで手こずるケースもあるので、どうしても最後がうまくいかないときは同じお店に持っていくと解決!

上記で説明どおり、セブ島のモール内には「ロードステーション」とか、そんな名前の小さなブース=露店がちょいちょいあるんです。

露店でやってもらうのはだいぶ主流です、観光客や留学生は特に。オフィシャルの通信会社のオフィスはどうしても混雑してることもあるので(スマホ設定以外の人も来るので)、露店を見つけたらラッキー。さっそくやってもらいましょう!

【注意】空港での混雑時は避けよう

注意のマーク

空港を降りてもすぐに、こういった通信系のブースはあったりしますので「空港で終わらせる」のもひとつの手ですね。ただなんとなく、空港だと結構時間かかるイメージあるので、そこは時間を考えておくといいでしょう。

また、空港の露店でSIM登録に人が並んでいるときは特にやめたほうがいいです。いろいろみんなセブ島などに到着仕立てで質問も多く、一人ひとりの会話や設定が長い印象です。スマホ以外の質問もしてそうな、、、

SIMカードはこんな感じで売ってます!

(これ↑は僕がネグロス島にいたときに買ったものです笑、SmartでもGlobeでもなくTNTというキャリアのもの。結局これは使えませんでした泣)

SIMカードはだいたいこんな↑パッケージで売っています。100ペソ程度で安い笑。

基本的に色んな場所で買えますが、モール内にあるデバイスショップによく置いてあるイメージ。

SIMカードを携帯に挿入した時点で、数GBのインターネットデータが利用できるものが多いです。

有名なキャリア(通信会社)の場合だとそれぞれの専用アプリをいれてそこからクレジットカードとかを登録して、インターネットで使用分の金額チャージ。この「チャージ」は、次の項目の「ロードカード」でやったり、直接その通信会社のアプリから購入できますよ。どっちからでもOK。

問題はこの後で、SIMをアクティベートするために個人情報を各キャリアに提出する必要があります…すべての情報を登録し終えたとしても、実際にインターネットが利用できるようになるには1日かかることも…!

アクティベートしたよ!っていうメールが届くまでに個人差があるんです。長い時は1~2日かかります泣

アクトハウスでは近くのモールにあるSmartの店舗でSIM登録をすべてやってもらう予定なので、店舗の人に任せてしまいましょう笑

もちろん、自分で挑戦したい方や、そもそもSIMカードいらないよ!って方は無理して買わなくても大丈夫です!

ロードカードってなに?

フィリピンのロードカード

さきほど、ちょっと出てきた「ロードカード」ですが、写真のような感じ。

SIMカードとかロードカードとか似ててわからん!とならないで(泣)

・SIMカード=スマホに差し込む
・ロードカード=お金と一緒

で、覚えましょう。

そう、フィリピンでの携帯電話は「前払い方式」なんです。いわゆるプリペイド方式と言われるものですね。

「ロードカード」はスマホでの通話やデータ通信の利用料金を前払いで払うためのカード。プリペイドカード。

このロードカードはいろいろなお店で売っていますので、これを、自分にとって必要な金額分購入し「スマホにロードする」ことで、その料金分を通話やしたりネットできたりするんですね。

ロードカードを使わなくても、直接その通信会社のアプリで使用したい容量を買うこともできます。

ロードカードはコンビニはもちろん、巨大モール、また街角の小さな個人商店までは、いろんなところで売っています!

アプリを登録せずに使う人や、クレカではどうもアプリ内でうまく払えなかった人、また何らかで初回の通信がうまくいかない感じ人は、このロードカードでやってみるのがおすすめです。

どんなキャリア(通信会社)がある?

 

「SMART」と「Globe」のロゴマーク

(Smart Communications社とGlobe Telecom社)

大きく分けて、キャリア=通信会社は2種類。

上記の2社が、フィリピンの2大キャリアと言われています!

それが『Smart』と『Globe』。

日本で言うドコモとかauとかソフトバンクなイメージで、どっちも超有名。

なお、アクトハウスに来た生徒さんには「Smart Communications社(以下 Smart)」の、SIMカードを購入してもらうようにしています。

理由としては、

  1. アクトハウス近くのモール内にSmartのショップがある

  2. セブシティではSmartのSIMカードの方がGlobeのものより繋がりやすい感じ

といったことからです!

僕自身はどちらも利用したことがありまして、以前セブ島の隣にあるネグロス島にいたときにはGlobeの方が繋がりやすいイメージでした!

というのもどうやら、ネグロス島のような田舎の方だとGlobe、セブのような都市部だとSmartに軍配が上がるみたいです。

それがなぜなのか、明確な理由はわかりません笑

SIMの料金イメージ

プランはわりと内容が変わることもあるので、ご注意を。とはいえ、だいたいは似ています。

2025年4月時点では、セブ島ではSmartの「Magic Data」がとってもお得、しかも期限なしでGBを使えます。「Magic Data」はスマホのアプリからしか購入できないようですが、電話番号さえ開通してしまえば、すぐにSmartのアプリに入って購入可能です。

キャリア プラン名 データ量 料金 有効期間 特長
Smart Magic Data 48GB 599ペソ(約1555円) 期限なし Magic Dataの上位プランは大量GBで割安
Globe GPlan PLUS 6GB 599ペソ(約1555円) 期限なし 2025年3月時点の新しいプラン

上記を見るとGlobeは随分割高に見えますが、あくまでオフィシャルサイトの情報での最安プラン。この2社はずっと競っているので、ここまであからさまな差はないはずです。本記事ではあくまで公式サイトからの情報を引っ張っているので、こうなっています。

Globe専用のアプリ内やモールなどでは、もっとリーズナブルなのはあるはず。Globeの方はあきらめずにチェックを…!!

SIM登録のときの諸注意

SIMカードを差し込むところ
(写真は物理カードの「フィジカルSIM」。最近は「すでにスマホ内蔵のeSIM」も主流)

 

フィリピンでSIMカードを利用する際は、いろいろと事前にご注意が必要です。

①スマホであること(ガラケーなどNG)

②スマホが4G・LTEに対応していること

③SIMフリーのスマートフォンであること

④個人情報登録のため
1)「パスポート」
2)「帰りの航空券(のスマホ画面)」
3)「フィリピンでの滞在住所(のスマホ画面)」
を持参

このあたりが基本です。

いろいろルールがあっさり変わるフィリピンですので、特に④の1)2)3)があれば必ず安全ということではないですが、これだけ用意しとけばなんとなるはず、、、(実際、自分がいまのところそうなので)。

SIMフリーのスマホであるのは大前提となるので、ソフトバンクやドコモで契約している方は、セブ島などフィリピンに来る前には、そのキャリア設定の解除=つまり「SIMロックの解除」をして「SIMフリーのスマホ」にしておきましょうね。

フィリピンでSIMが登録できない!そんなときは…

SIM登録できるエラーになっているスマートフォン

「自分でSIM登録してみたのに、できない…」

「お店でやってもらったのに、最後のところで完了してなさそう…」

「あとは待つだけっぽいのに、一向に進んでる感じもない…」

そんなときは、やっぱり本記事でご紹介の「モール内のブース(露店)」に行くのが良しです。SIMカードを買った露店ですね。

SIMカードを買ってなくても相談しに行ってみましょう。その時は、もしかしたら「SIMカード書い直し」とかもあるかもですが、言うても100ペソ程度…ですので、そっちのほうが早そうならそういった決断もありですね。

とにかく、SIM登録できないときは「待ってもどうしようもない」「もはや謎」なこともあり、ユーザー側からできることも限られています。それが「自力でSIM登録やってみた場合」は特に。。。

なので、露店の専門家に任せる・相談するのが一番です!

セブシティに来た初日にすぐ使えるようになった….

(あなたの個人情報の提出が完了したよ~の画面です)

僕はスタッフとしてセブ島のアクトハウスに来て初日「この記事の方法=お店に9割丸投げ」で、SIMカードを1日でアクティベートすることが出来ました!

なんだかんだ言って、これが早い。

なぜなら、今どき「いろんなスマホ」があるので、自分のスマホの設定手順は人に聞いてもわからないことが多いからです。iPhoneとAndroidではもちろんちがうし、Android同士でも端末はだいぶたくさんありますもんね。OSやバージョンでも異なる可能性。

本当にアクティベートまでの時間の個人差があるのがフィリピンのSIMカードなので、ある程度時間がかかるものなんだなあとなんとなくの覚悟を持って来ることをおすすめしていますよ~。

アクトハウスは「スマホのSIM登録」をフォローします!

アクトハウスの放課後の様子

IT留学のアクトハウスでは、新入生の方がセブ島に来た初日か二日目に、スマホの設定に付き添ってます(ついでに「円からペソへの両替」や「周辺のスーパーマーケット」にも案内します!)

「店舗に行くだけ」と言われても、実際はそれがどこらへんにあるか、初めてのセブ島ではなかなかわからないですもんね。。。

IT留学のアクトハウスでは、新入生の方がセブ島に来たらすぐ、近隣のアヤラモール(ビジネスパークの方。セブ島ナンバーワンの人気&キレイ&最大のモール)にスタッフが案内するのでご安心を…!!!

お店に案内して、そのあとのアクティベート完了までサポート(一緒に頑張る感じ)しています。なかなか手こずるときもありますが笑

という感じで、今回はフィリピンやセブ島留学の時にまずは抑えたい、スマホ設定の最初の難関「SIMカードの登録」に関するアレコレをお伝えしました!

今回の内容をまたちがう記事で復習したい方は《現場ブログの》『フィリピンSIMカード登録ガイド|カンタン&最速の解決法。』もどうぞ。さらに詳しく、ロードステーションの写真なんかもありますよ!

ではでは、アクトハウスのスタッフ日記、今後も見てくれたら嬉しいです~

いっちゃんでした。

ではでは~

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